教科書やテレビでは教えてくれない健康法

理学療法士である筆者が実際に経験した知識、健康法を幅広くお伝えします。

#2 人前で汗をかく体質の改善法 part2

昨日の内容に続いて、②余計なプライドを捨てる について説明していきたいと思います。

 

何故人は恥ずかしい思いをするのか…

その結論は、プライドがあるからです!

もちろん、精神性多汗症は立派な病気であると私は思います。

かなり辛い思いをしますし、人目ばかりを気にしてしまうという一見プライドが高いとは真逆の心理状態に思われるかもしれません。

 

 

しかし、プライドが全くない人は人前では汗は絶対にかきません。

皆さんの周りにもいるかもしれませんが、何も考えていなさそうな人、感覚を頼りに生きている人、後先考えずに行動できる人など…

 

汗をかく人達からしたら、おそらくかなり羨ましいのではないかと思います。

現に、そういう方たちの方が人生楽しく、充実した毎日をおくっているものです。

 

 

では、人前で汗をかいてしまう人の共通点はというと、失敗を気にしてしまったり、人にどう思われているかが気になってしまったり、物事を過剰に捉えてしまったりすることだと思います。

 

 

裏を返せば、このような人たちは思いやりがあり、空気が読めて、ミスが少なく、物事を慎重に進めていくことができます。

つまりは、俗にいう良い人たちです。

 

しかしながら、このような人たちの中に余計なプライドが隠されている場合もあるのです。

 

どういうことかと言うと、失敗を気にしたり、人にどう思われるか気になるということは裏を返せば、自分は失敗をしない人間であると周囲から当然思われているだろうというプライドがあるのです。

 

いつも失敗ばかりしている人、成功した経験があまりない人はきっと思い切って事に臨めるし、失敗しても周囲は「いつものことだな」と受け流すだろうと思えます。

 

しかし、余計なプライドがあるからこそ、自分の周囲から見た立ち位置、評価を高く見積もってしまっている可能性があるのです。

 

このような余計なプライドを捨て去ることさえできれば、他人に何を言われようと何も感じないはずです。

 

プライドには二通りあり、

一つは自信

二つは自尊心

と考えます。

この自尊心を捨て去ることができ、成功体験から自信をつけることができていけば、人前で汗をかくことは自然と減っていくでしょう。

 

ここで伝えておきたいのは、人前で汗をかいてしまう人にとっての自尊心とは、性格が悪いからとか、育ちがいいからとか、そういうきっかけで養われるものではなく、自分を守るための防衛機制の過程で養われるものだと考えます。

 

どうしても精神的に弱くなり体調を崩していくと、弱い自分を周囲のストレスから守らなくてはなりません。でなければ完全に自分の価値を否定し存在意義を見失うことになるからです。これは精神的に弱った方にはわかるかもしれません。

 

つまり、ここでいう自尊心はこれまで弱い自分を守ってきてくれた味方です。

もし、あなたが本気で変わりたい!という強さを身に着けてくることができたなら、この自尊心に感謝を告げ、そっと自由にしてあげましょう。

 

 

私が実際に行った方法は簡単。

毎日、余計なプライドを捨て去ろうと意識して日々生活するのみです。

できなかった場面があると、毎回反省し、次に生かします。

 

ぜひ皆さんも意識してやってみてくださいね(^^)