教科書やテレビでは教えてくれない健康法

理学療法士である筆者が実際に経験した知識、健康法を幅広くお伝えします。

#1 人前で汗をかく体質の改善方法

今日は、人前で発表する時や、恥ずかしい思いをしてしまった時などに大量に汗をかいてしまう症状を改善する方法をご紹介します。

 

このような体験は誰しもが少なからず経験したことがあると思います。

 

恥ずかしさを感じた時に、ぱーっと頭が熱くなり、額から汗が滲みでてきてしまい更に恥ずかしくなる。

 

症状が軽ければいいですが、重い症状になると大量に額から汗が流れ出てぽたぽたと床に落ち、こうなったらもう自分ではどうすることもできなくなってしまいます。

 

このような症状には名前があり、「精神性多汗症といいます。

私も経験があります。

 

症状が進行してくると、自分の頭では恥ずかしいなどと思っていなくても、人に見つめられただけで条件反射のように額から汗が噴き出てしまいます。

 

こうなると、この経験が脳にインプットされて回路を形成しますので、それ以降は人に対面しただけで反射的に汗が出てくる、ということになっていきます。

 

パブロフの犬と同じ原理ですね。

 

ここまで進行してしまうとなかなか元の状態に戻すことは難しくなります。

私も試行錯誤をし、あらゆる手段をこうじてきました。

その経験の中で改善策として有効なことは2つです。

 

 

それは、

①体調を整えること

 

②余計なプライドを捨てること

 

です。

 

かなり簡単に書きましたが、これがかなり難しい。以下、順を追って説明していきます。

 

今回のブログでは、まずは一つ目、①体調を整えること を説明します。

 

さて、先に話した症状は東洋医学的に言うと水毒と気滞という状態といえるでしょう。

 

水毒とは、身体中に余分な水分が滞り、溜まってしまった状態。

気滞とは、その名の通り気が滞り、溜まった状態です。気は熱を帯びやすく上へ上へと上がっていくため、頭部に溜まりやすいです。

 

水毒を改善するには、胃腸が深く関わっているため、もしかしたら下痢や便秘、胃もたれ、胃痛などの症状がある方もいらっしゃるかもしれません。

 

改善するためには、食生活を改善するしかありません。胃腸に優しい食生活をしてください。特に、アルコールや冷たい飲み物、刺激物は避けましょう。飲水をするときはなるべく常温か、温めたものを摂るといいです。

 

また、腹部の冷えも内蔵機能を低下させる要因となるため、特にこれからの寒い季節は腹巻をして寝ることもおすすめです。

 

 

次に、気滞を改善するには気をどんどん回す必要があります。

気を回す活動としては、入浴、運動、趣味活動、仲のいい人と話すなどがあります。お酒が好きな方は楽しいと思える飲み会に参加することも手段ですが、先ほども述べたように、アルコールは胃腸に悪いのでほどほどにした方がいいです。

 

また、入浴や運動もただすればいいというものではありません。

入浴であれば、汗をかきすぎない時間、温度、水量を自分の身体と相談しながら決めていきます。運動もそうです。始めはストレッチをするだけでもいいと思います。

 

 

補足ですが、気が滞る原因としてストレスが大きく挙げられます。

ストレスを溜めないようにというのは現代社会において難しいことですが、心がける必要がありますし、うまい発散方法を見つけるのも手です。

 

 

以上が私が体調面で実践した事柄です。

まずは生活習慣から見直すことをお勧めします。

次回は二つ目の、②余計なプライドを捨てること を説明していきます。

 

お楽しみに。